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技能実習生の妊娠・出産

技能実習生の妊娠・出産

悪いニュースで取り上げられる
「技能実習生の妊娠・出産」
発覚をおそれて失踪するケースもあります。

技能実習生の妊娠を理由に解雇したり、強制的に帰国させることもできません。
また、送り出し機関と妊娠が発覚した場合に帰国するという約束をしていたとしても認められません。

妊娠は、周りが防ごうと思っても防ぐことはできないと思います。

では、どうすればいいのでしょうか?

妊娠がわかってから、一番重要なのは、技能実習生の意思を確認することです。
出産の場所や実習継続に関することなどをヒアリングし、技能実習中に妊娠や出産で想定されることを事前にしっかり説明することです。
決して、妊娠が発覚した場合は、実習を継続できなくなるなど、事実とは異なる説明をすることはできません。
また、お金に関することを曖昧にしてはトラブルの原因になります。
妊娠や出産で利用できる制度や育児休業給付の条件などを説明することも重要です。
制度に関して、
わからないことがあれば、ハローワークや社会保険労務士などに相談して対応することをお勧めします。

その他、出身国の子育てに関する考え方の違いもありますから、
それぞれの国の子育て事情も把握しておく必要があると思います。

技能実習生の妊娠、出産に関しては、
女性の技能実習生が一人で悩み、苦しむことが多いです。

そのためには、基本的なことかもしれませんが
技能実習生は孤独だということを認識して、
普段からコミュニケーションと相談しやすい環境を作り
技能実習生の変化を早く知ることが、妊娠後の選択肢を増やすことに繋がり
実習実施先も技能実習生も最悪の結果を未然に防ぐことができるのではないかと思います。

SNSが普及している時代だからこそ、技能実習生にも正しい知識が必要だと思います。

次回は、「技能実習生の妊娠・出産で特に注意すること!」についてご説明いたします。

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