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3.162023
助成金と補助金の違い

助成金と補助金の違い
まずは、助成金と補助金の違いについて、おおまかにご説明いたします。
助成金 | 補助金 | |
どのような内容ですか? | 雇用の安定、職場環境の改善、仕事と家庭の両立支援、従業員の能力向上などに対して補助するもの | 国や自治体の政策目標に合わせて、事業者の取り組みをサポートするために資金の一部を補助するもの |
どこがやっていますか? | 厚生労働省 | 経済産業省、地方公共団体 |
財源は何ですか? | 雇用保険料 | 税金 |
お金をもらうためには? | 要件を満たすこと | 要件を満たしても、不採択あり |
返す必要はありますか? | ありません | ありません |
いつもらえますか | 後払い | 後払い |
一番の違いは?
助成金と補助金の一番の違いは、助成金は、支給要件を満たすと、ほぼ受給できるのに対して、補助金は事業内容によっては不採択になる可能性が高いというところにあります。
助成金は簡単にもらえる?
助成金は簡単にもらえるわけではありません。
助成金には、会社の制度を変えなければならないものがあります。例えば、今まで無かった退職金制度の導入や、自社の最低賃金のアップが必要な助成金もあります。
そして、その変更した制度を就業規則に定め、労働者に周知する必要があります。
それなら、助成金をもらった後に、就業規則を元に戻せばいいじゃない?
それはできません。
その理由は、就業規則の不利益変更に当たる可能性があるからです。不利益変更とは、良い労働条件を悪い労働条件に下げることをいい、法律で禁止されています。
つまり、一度就業規則で決めた労働条件を悪く変更することは難しいということです。絶対にできないわけではありませんが、そのハードルは高いです。それだけ、就業規則は、経営者と労働者にとって重要なものになります。
更に、助成金をもらう為だけに就業規則を変更して、実際は運用しなければ不正受給に該当する可能性も出てきます。
助成金の正しい利用法とは?
助成金をきっかけに、会社の制度を見直して、受給要件を満たすことで助成金を申請することは不正受給には当たりません。ですが、制度を見直しても、その通りに運用しなければ不正受給に当たる可能性があります。
助成金の目的によって、自社に合った助成金の利用をすることは、職場環境の改善や従業員の能力の向上に繋げることができます。
助成金の利用を考えることによって、自社の職場環境を見直すきっかけにもなります。
つまり、お金をもらって、職場環境を改善することができます。
最後に
数多くある助成金の中から、自社に合った助成金を見つけるのは難しいです。また、助成金は申請の準備をしてから受給まで、1年以上かかる助成金もあります。
そこで、代行報酬は、助成金の入金後で、前金不要!顧問契約不要!助成金申請代行専門の、当事務所にご相談ください。
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