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就業規則って何のためにあるの?

就業規則って何のためにあるの?
~最近の就業規則は変わってきている~

就業規則を見たことがありますか?

「一度も見たことがない!」

「従業員に見せたことがない!」

「就業規則なんてあったの?」

このような話は珍しくありません。

特に何もなければ、定年まで見たことがないという人もいるくらいです。

では、どうして「就業規則」はあるのでしょうか?

労働基準法では、「常時10人以上働く人がいたら、社長は就業規則を作って、働いている人の代表から意見を聞いて、労働基準監督署に届けなさい」と決められています。

だから、就業規則を作ったと!おっしゃる経営者の方もいると思います。

そもそも、就業規則の一番の目的は、トラブル防止です。

そのため、トラブルの多い、賃金のことや、休日のこと、働く時間のことなどは必ず記載しなければならないと労働基準法には決められています。

 

ですが、逆を言えば、他は何でも書けるということになります。

もちろん、法律などに反することは書けません。

 

就業規則には、会社の理念や、社長の思い、働く人の思いを条文に反映させることができます

就業規則は、ただ単にトラブル防止の役割だけではなく

  • 会社の羅針盤として
    →経営理念や社長の想いなどを、前文として入れる
  • 働く人のモチベーションの確保
    →人が育つ職場づくりを明文化する
  • 働く人の不安の解消
    →働きやすい職場づくりを明文化する
  • 目的の明確化
    →この会社でどの様なことができるのか明文化する

など、就業規則の条文に反映させることで、
離職率の低下などにもつながっていくと思います。

 

労働基準法で決められているから、就業規則を作った!ということでは、もったいないと思いませんか?

就業規則は、厚生労働省からモデル就業規則としてひな型が公表されています。

ですが、500人の会社も、10人の会社も、製造業も、サービス業も、
同じひな型で作ることはできるでしょうか。

ひな型を埋めただけでは、職場にあった就業規則ではなく、
運用することが難しいものになってしまう可能性があり、
逆にトラブルの原因になってしまうことさえあります。

 

最後に

就業規則は作成したあとに、運用していくことが大切です。
そのためには、新たに作成するときや、変更するときに
しっかりと、社長の思いや、働いている人の思いを就業規則の条文に入れていくことが必要だと思います。

 

一度、考えてみませんか?

就業規則のことを!

ぜひ、ご相談ください!

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