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国際結婚「孤独」に注意!

外国人配偶者の孤独に気づいていますか?

国際結婚して、初めて日本で暮らし始めると、外国人の配偶者も、新婚生活のワクワク感と、幸福感で、孤独と感じることは少ないと思います。

日本人の配偶者も、私が一緒にいるから、寂しい思いはさせていない!と思っています。

実際に、夫婦二人で楽しく幸せに暮らしている、国際結婚夫婦も、たくさんいらっしゃいます。

その一方で、だんだんと、日本の生活に慣れてくると、外国人の方は、新しいことにチャレンジしたくなったり、自分も働きたいと思ったりします。

その気持ちを、「まだ一人じゃ不安だから」とか、「働かなくても自分の収入で生活できるから」と否定すると、外国人配偶者は「孤独」を感じるようになってきます。「だれも、応援してくれない」、「自分のやりたいことは反対される」と思い。日本には自分の「居場所が無い」と感じてきます。

その反対に、日本人の配偶者は、「間違ったことは言ってない」と思っているし、「外国人配偶者の事を大切に思っている」だからこそ、そうしていると思い、外国人配偶者の「孤独」に気が付かないまま過ごしてしまいます。

それが、ある時、外国人配偶者が病気になったり、ストレスが溜まって爆発したり、頻繁に喧嘩をすることになったりへと繋がっていきます。

では、どのようなことに気を付ければ、良いのでしょうか?

自分も国際結婚している、ビザ専門行政書士としての、経験をもとにお話しします。

 

そうならないためには、どうしたらいいでしょう?

 

①同じ国の友達や、外国人の友達を見つけましょう!

お住まいの地域でやっている、外国人対象のイベントに積極的に参加したり、国際交流団体に問い合わせたりして、見つける方法もあります。また、今ならSNSで情報を探すこともできると思います。

自分の国と同じ友達がいると心強いし、いろいろな相談もできるようになります。

日本人配偶者に相談できないことでも、相談できる友達ができれば一番いいと思います。夫婦なのに秘密ごとなんて許せない!と思わずに、配偶者にも言えないこともあるんだろうなぁと優しい気持ちで見守った方が上手くいきます。

それに、仕事を紹介してもらったり、更に新しい友人を紹介してもらえたり、良いこともたくさんあります。しかし、良くない情報も入ってくるので、その辺は臨機応変に対応しましょう!私も、自分の言った事より、同じ国の友達のいう事を信用されるようになったこともあります。それでも、法に触れるようなことでなければ、無理に反論せず、そのまま見守りましょう。もし、本当に間違っているなら、第三者の意見を提示してお話ししてみましょう。

 

②やりがいを見つけましょう!

仕事でも、趣味でも、どんなことでもいいです。自分が必要とされている、ここに来れば楽しい!と実感できることが大切です。

仕事が見つからないときは、自分で語学教室や料理教室をやってみるのもいいかもしれません。

私の妻も、日本へ来た当初、仕事が見つからず、週1回くらい、中国語教室で教える仕事をやらせてもらいました。そこで出会った方々と交流が広がり、その後の仕事へも繋がっていきました。また、自分の国に興味を持っている日本人の友達もたくさん増えました。

また、趣味なども、自分が嫌いだから、お金がかかり過ぎるからという理由だけで、反対するのもやめた方がいいと思います。何かを始めたいときは、ほとんどが体験コースが用意されています。体験するだけで満足することもあります。体験してから考えましょう。

 

③外国人配偶者のチャレンジしたいことを否定しない!

まずは、受け入れることです。

「世間体が気になる」「日本では非常識だ」と自分のものさしで判断しがちです。もしかしたら、非常識だったのは自分かもしれませんし、今は非常識でも、将来、常識になるかもしれません。

私の妻も、妊娠した時、自分の大きくなったお腹を見て、お腹に絵を描いて、写真を撮影したら、ビジネスになるかもと言ってたことがあります。その当時は妊婦のお腹に絵を描くなんて非常識だと思っていました。それが、数年後、「マタニティーアート」として普通に認識されてることを知り驚いたことがあります。

全てを、受け入れることは、簡単な事ではありません。そのため、これは、絶対ダメ!という事を、最初から伝えておきましょう。また、なぜ「賛成」できないのか、自分の考えも伝えましょう。言わなくても、常識で分かるでしょうと思わずに、きちんと伝えることが国際結婚では大切です。

 

国際結婚で、日本で暮らしている外国人配偶者の方は、簡単に実家に帰ることはできません。

日本の「察する文化」や「空気を読む習慣」などが、外国人配偶者を孤独にさせる一因にもなっています。

自分が、どんなに外国人配偶者を大切に思い、優しく接しても、「孤独」と感じることがあるようです。

その「孤独」を少しでも減らせるようにと思い、自分の経験で感じたことをお話ししました。

これから、国際結婚を考えている方、国際結婚で悩んでいる方の参考に少しでもなればと思っています。

まずは、お問い合せページからご連絡ください。こちらから、ご希望の方法でご連絡差し上げます。

 

 

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